キャットフードの選び方マニュアル

キャットフードの定義

キャットフードってなんでしょう?
そもそもキャットフードに厳密な定義があるのでしょうか?

デジタル大辞泉では、キャットフードを「猫のえさ。飼い猫用の加工食品」と定義していますが、実際に流通しているキャットフードには一定の規定があります。

その前にペットフードの歴史を振り返ってみましょう。
ペットフードの歴史は古く、1860年に航海士が波止場に捨てたビスケットを犬たちが食べている姿を見たアメリカの電子技師が犬用のビスケットを発売したのがきっかけでした。
その後、1927年に世界初のドライドッグフードが発売、キャットフードは1950年代に鰹や鮪を利用した缶詰のものが発売されました。

日本では、1960年代にアメリカから缶詰を輸入したのが始まりで、歴史的には比較的新しいものといえます。
そして1970年に国産のキャットフードが販売を開始され、以来食品メーカーや外資系企業が次々と参入し、巨大なマーケットを形成しています。

当時はまだペットフードに関しては厳密な規定はありませんでした。
しかし、2007年3月アメリカにおいて有害物質のメラニンが混入したペットフードを食べた犬や猫が多数死亡しました。
このメラニンを含んだペットフードが日本でも発売されていることが判明したことが契機となり、2008年6月に「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」が施行されました。
この法律は、愛玩動物飼料の安全性の確保と健康維持のために、ペットフードの基準や規格を設定したものです。
一般的には、「ペットフード安全法」と呼ばれています。

ペットフード安全法では、製造者業者の届出、賞味期限や内容量および成分など表示が義務化されています。
また、2002年12月からは原材料および添加物の表示義務が加わりました。
添加物では、エトキシン・BHA・BHTなどの含有量が規定され、キャットフードでは、猫に有害なプロピレングリコールの使用が禁止されています。

このペットフード法の規定をクリアしたものが、日本におけるキャットフードです。
つまり、「飼い猫用の加工食品でペットフード法の基準をクリアしたもの」が、厳密なキャットフードの定義といえます。

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